通訳案内士合格!面接内容一部公開

受講生の声・体験談

先日通訳案内士の合格発表があり、またまた嬉しい声が届きましたので、ご紹介させていただきます。

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通訳案内士試験に合格しました。私はどうしても1回で合格したかったので、1年間は仕事をせず、勉強に専念し、通訳案内士試験の学校にも通いました。大学院及び仕事で10年以上海外にいたので英語はそこそできますが、帰国してからは、英語を使う機会がほとんどありませんでした。

7年前に英検1級を受験する際に、御社のことを初めて知り、英検1級講座を2ヶ月ほど受講し、1回で合格することができました。その後、ご無沙汰していましたが、今回1次試験後に御社のことを思い出し、4ヶ月ほどお世話になりました。おかげで、また合格することができました。

日本では上級者向けのこのようなコースはないので、大変助かりました。フィリピン人講師も皆非常に優秀でレベルが高いので、今後共引き続きお世話になりたいと思っています。
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K様、おめでとうございます!朗報に私たちも大変嬉しい気持ちになりました。英検1級を受験する際にご利用いただき、その後また通訳案内士試験の受験の際「試験対策と言えばバリューイングリッシュ!」と思い出して下さり、ありがとうございました。私たちのカリキュラム及びレベルの高い講師陣を褒めていただけて、恐縮です。今後も英検1級に通訳案内士に、これらの資格を武器に益々のご活躍をお祈り致します。

また、K様が面接の一部を再現して下さりましたので、ご紹介させていただきます。プレゼンテーション、通訳に続き行われた、質疑応答(実務)の部分です。

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質疑応答(実務)では、日本語で書かれたかなり長い文章を渡されました。A4用紙に半分程度の量でした。特に時間指定は言われませんでしたが、あまり長く時間を取ると質疑応答の時間がなくなると思い、ざっと読んで取り掛かりました。内容は、要約すると以下のようになります。

「あなたは訪日観光客に京都を案内しています。明日、京都市内4ヶ所(金閣寺、龍安寺、清水寺、平安神宮)と宇治平等院を1日で回ることになっています。しかし、平等院が離れているために、1日で5ヶ所全てを回ることができなくなりました。外国人面接官をお客様とみなし、状況を説明し、その旨対処してください。」

以下実際のやり取りを英語で記載します。

K: I am sorry to inform you that it toured out that we cannot visit all the five sites which we were supposed to do under the initial schedule. I understand that you are disappointed with this change but I would like to discuss with you what to do.

Interviewer: Yes, I have already heard it and I got deeply disappointed.

K: I would like to suggest that we will reduce the number of sites in Kyoto to visit. In that case, we can also visit Byodoin temple in Uji. Could you kindly tell me which sites you are the most interested among the 4 sites in Kyoto?

Interviewer: No, it is not acceptable at all. I need to visit all the five sites. I was told that this tour is comprehensive, including the visit to all the six sites in one day. This is why I have chosen this tour.

K: I understand that you are upset but please be aware that Byodoin temple is located not in Kyoto city but in the neighboring city of Uji. Thinking about its distance, it would be absolutely impossible to visit it as well as the four sites in Kyoto in one day.

Interviewer: If so, why were all the five sites included in the original plan of your tour. I was looking forward to seeing all of them. I checked all of them with You Tube in advance, looking forward to taking pictures of them. Visiting all the sites is a part of reasons why I travelled to Japan.

ここで、もう時間切れになりそうで、正直時期焦りました。外国人試験官は怒っている訪日客を演じています。正直、少し表情が険しくなり、気まずい雰囲気になったと思います。日本人試験官の女性は本当に良い人みたいで、心配そうに我々のやり取りを見つめています。最初に渡された紙をもう一度見直すと、一番下に箇条書きで、「旅程に関しては特に交通機関や金銭の制限はない」と書いてありましたので、以下のように言いました。

K: I am trying to do my best in order to keep your trip as useful and constructive as possible in this situation. As you definitely wish to visit all the five sites in one day, I would like to suggest that you should use a taxi throughout the whole trip including the trip between Kyoto and Uji. It would cost you more but it would save our time, which may make it possible for us to visit all the five sites in one day. Is it acceptable for you?

Interviewer: Ok, I got it. Let me think. I will talk with you later. Anyway thank you very much for your kind advices.

K: You are very welcome and thank you very much for your understanding

ここで、ちょうど時間切れになりました。

退出する時には、日本人面接官には会釈し、外国人試験管は握手を求めてきたので、Thank you very much. I really enjoyed this interview と言い、にっこり微笑んで退出しました。日本人試験官、外国人試験官ともに微笑んでくれていました。

私は質疑応答には戸惑いました。まずは、ありえない想定、1日に京都で4ヶ所回り、宇治に行く強行ツアー。しかも、神社仏閣を1日に5つも見せるなど難しい設定に辟易しました。次に、相手の反応が全く柔軟性にかけている上に、紙で書かれたことを途中で読み返したため、相手とのアイコンタクトが取れなくなり焦りました。

実際のトラブルの際に、如何に対応するかを試す問答だったと思いますが、現役通訳案内士の友人と話したところ、数年前の試験とは比較にならないほど難化していると言われました。
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K様、再現して下さりありがとうございます。読んでるこちらまでドキドキしてしまうような内容の面接ですね。社内では、実際にあったクレームを再現したのでは?という意見が出たり、現役通訳案内士の方からは「こういうクレームは2~3回に1回は体験する」というお話をいただいたりしました。

バリューイングリッシュでは、プレゼンテーションと通訳の部分は対応していますが実務の部分はまだ対応できていませんので、今後内容を検討していこうと考えています。

通訳案内士二次試験対策講座の詳細は、こちらでご覧いただけます。もう来年に向けて始動されている方も多数いらっしゃいます。これまで合格率は20%前後で難関国家試験ですが、私たちと一緒に対策していきましょう。


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