日本の英語教育が危機的!
平成26年度 英語力調査(高校3年生)結果の概要がやばい!という記事を見たので
実際に分析してみました
この結果を見て、日本の英語教育が終わったと批判している人がいますが、
これは調査事態がゆがんでいるのでは?と思います
以下は調査結果をまとめた表です。この結果を見ると確かにやばい。
7万人の高校生が受けてなんと2級レベルに到達しているのが2%程度
これ、なんか違和感あるんです。ちょっと考えてみました
2014年のセンター試験受験者数は、532,350人
単純に同じ層ではないですが、まぁ大学に行かない人は別に英語なんて必要ないので
この人たちは英語ができるのか?見る必要があります
単純に同じ母数ではないので2%かけるのは間違いではありますが、
今回の結果2%をかけてみると53万人×2%=1.06万人
そう、1万人しか2級以上じゃないとうことになります
では、センター試験を受ける人=大学受験者として
上から一万人をカウントするとどうなるか?
旧帝大7大、早慶上智を東大入学者数(=国立大)、慶応入学者数(=私立大)として
トップレベルの大学への合格者数は
3,000*7+6,400*3=40,2000人
そう、4万人くらいはいわゆるトップ大学に合格するわけです
こう考えると、トップ大学の1/4しか2級以上じゃないとなりますが
まぁ、それはありえないでしょ。
かなり雑ではありますが、なんか違和感あるなぁと
※ちなみに国立はほぼ確実にセンター試験を受けるので、それだけで2万人
旧帝大の50%しか2級レベルじゃないってなります
なんで文部科学省はこんなデータ出したんだろう??
と、意図が気になるところです
日本の英語教育はひどいですが、この結果ほどではないかなとはおもいます
参考URL
1978年生まれ。名古屋大学卒業、米国の大学院卒業(原子核工学修士)。20代はGE、BCGといった一流外資企業でプロとしての成功を一途に目指す。現在ミネルバ大学大学院にて勉強中。著書「一生食える「強み」のつくり方」
外資時代、圧倒的なレベルを求められる超プロの世界にはついていけず、挫折。 30代になり大手メーカーに勤務しながらも、今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。
多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する力には定評(理系ながらTOEIC 980点)。近年では大学にてキャリア論の講義も担当。