今回はバリューイングリッシュの受講生様からIETLSのリーディングに関するこんなお悩みの相談がありました。

IELTS受験までの約ひと月。リーディングを5.5取得を目指しているのですが、来月の受験日まで毎日30分から60分取り組むのに最適な問題集を一冊ご紹介いただけないでしょうか。
今、通っている日本の大学を退学してオーストラリアかマレーシアの大学に入り直しする予定です。志望大学のうちのひとつが4技能すべて5.5以上取得が入学条件になっているため、リーディングも5.5を目標としました。
現在のリーディングのスコアは4.5です。先日、模試で初めて5.5リーディングでスコアが取れました。(Hさん)
IETLSの中でもリーディングは短期での対策が難しい
後1ヶ月で目標スコアをなんとしても取らねばならぬ、という状況と思いますのでご心配も多いかと思います。
リーディングセクションは正直に申し上げると短期での対策が最もしにくい分野です。
ですが、模試で5.5とれていることからも基礎力がしっかりついてきているのも事実かと思います。
このような状況で一番の対策は、自信を持ち必ず本番で模試と同じように実力が発揮できる!というメンタルに持っていくことも大切だと考えています。
そのような観点からすると、1日あたり1時間という制約条件を考えると今までやって間違えた問題を取りこぼすことがないように復習することが一番良いと考えます。一番避けたいのは、限られた時間で新しいことに手を出して自信をなくしたり不安になったりすることです。
もし新たなことに取り組む場合は、IELTSも英検もCEFRでは同程度の問題集で対策が可能ですので、英検準一級(スコア6相当)の文法語彙に特化した問題を解くという手はあり得ますが、少し難し目で不安にならないか心配です。硬めに2級で特訓するという手はありますが、逆にこちらだと簡単すぎる可能性があります。
他にはCEFR B2(スコア6まで)は、DUO 3.0で対策する方法もオプションではあります。
重ねてになりますが、直前1ヶ月に一日あたり1時間でできることとなると、やはり復習とコンディショニングが最も大切と思います。
また、今のレベルだと全く解く必要もない問題(7.5などを取りたい人は正当しなければならない問題)を見極める、そこで時間を浪費しないことも大切なテクニックですので、今まで学んできたテクニックを一通り復習しておくことも大切かと思います。
ご参考になれば幸いです。
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名古屋大 物理工学科卒、米国の大学院にて原子核工学修士を取得(アメリカ留学)。20代はGEやBCGといった一流外資企業で語学力を活かし外国人のエグゼクティブへ英語でのプレゼン経験も多数有。理系でありながら、実用英語技能検定1級、TOEIC980点、IELTS7.5点。著書: 一生食える「強み」のつくり方
今まで習得してきた「英語力(米国大学院)×財務スキル(GE)×戦略立案力(BCG)」のかけ算で、オンライン英会話学校バリューイングリッシュを設立。同校の学長を務める。多忙な留学・社会人生活の中でも、効率的に次々とスキルを習得する「学び方」のノウハウには定評がある。