IELTS AcademicとGeneral Training、どっちが簡単?

IELTS対策(主にスピーキングについて)

コバシ
コバシ

こんにちは。IELTSについて絶賛勉強中のコバシです。

前回、「Academic」と「General Training」の選択の分かれ目は渡航目的にあると述べました。

渡航目的や受験先の指定がある方の場合は、もちろん指定のテストを受ける必要があります。

しかし、IELTS初心者のコバシは、どうしても考えてしまうのです。

受けるからには高いスコアを取りたいし、どうせならより簡単なほうからトライしたい(笑)

人間邪念はつきものですね。

そこで、またしても冷静に調べてみました。

前回の記事はこちら

AcademicとGeneral Trainingのテスト内容の違い

結論から申しますと、

両者の違いは「Reading」と「Writing」にありました。

IELTSのテスト内容には大きく分けて「Listening」「Speaking」「Reading」「Writing」の4つのブロックがあります。

AcademicとGeneral Trainingを事前に選択する必要はありますが、
内容はListeningとSpeakingが共通問題となっており、違うのはReadingとWritingだけなのです。

その違いを見ていきましょう。

Academic ReadingとGeneral Training Readingの違い

Academic Reading
→問題は本やジャーナル、雑誌や新聞など、あらゆるリソースの抜粋となっており、トピックは全て一般的なものとなる。しかし、大学や大学院など、専門教育機関の入学に適した内容となっている。文章スタイルも様々で最低1つの文章は論理的思考を伴うものとなっている。もし、文章に専門用語が含まれている場合は説明がある。
→60分以内に3つの文章を読み、40問の問題に答える。1つの文章で20分計算。1問1点の配当。

General Training Reading
→3つのセクションに分かれている。
 Section 1:2~3つの短い文章が含まれる、内容は広告やお知らせ、時間割など一般的なもの。
 Section 2:2つの文章を比較する。仕事の説明や、研修案内、契約や職員育成などの内容。
 Section 3:1つの長い文章を読む。新聞や雑誌などの抜粋だが、より説明的な内容に重きを置いている。
→60分で40問回答する。それぞれのSectionの問題数は未公表。1問1点配当。
(公式サイトより…筆者要約)

なるほど。問題形式に違いはあれど、確実にどちらが簡単だ!とは言い難い内容ですね。

一見、一般的な内容で構成されているGeneral Trainingの方がやさしそうではある。
しかし、文章の数がAcademicより多く、スピード感が求められる印象。

一方、Academicは文章の内容が掴めたら一網打尽。
だけど、専門知識(単語など)を強化して臨まないと厳しい感じがします。

Academic WritingとGeneral Training Writingの違い

Academic Writing
→Task 1:グラフや表、チャートなどが提示され、それを自分の言葉で説明・要約する。データ自体を説明する場合もあるし、順序を説明したり、物事の成り立ちやイベントの説明の場合もある。
→Task 2:ある視点や議論、問題に対して論文を書く。文章スタイルはFormalで書くこと。
→テスト時間60分で2問の問題を書き上げる。字数指定はそれぞれ1問目150字(20分)、2問目250字(40分)となっている。
→ちなみに、Bullet Point(箇条書き)はNG。

General Training Writing
→Task 1:ある状況に対して、何か依頼したり、状況を説明する手紙を書く。手紙の内容は個人的なものでもいいが、スタイルはSemi-formalまたはFormalで書く。
→Task 2:ある視点や議論、問題に対して論文を書く。文章スタイルも比較的主観的でよい。
→テスト時間60分で2問の問題を書き上げる。字数指定はそれぞれ1問目150字、2問目250字となっている。
→ちなみに、Bullet Point(箇条書き)はNG。
(公式サイトより…筆者要約)

一見、似ているように見えるけど、要は文章形式に一番の違いがあるようです。
よりInformalで主観的な表現が許されるGeneral Training。
客観的かつFormalなスタイルを求められるAcademic。

より慣れている文章形式を選ぶ方が攻略しやすいということになります。

そして、先ほどからちょこちょこ出てくる、FormalとInformalというスタイル、あなたは違い分かりますか?
普段、どんな英語に触れているか、読んでいるかによって変わると思うので、Cambridge Dictionaryさんにお手伝い頂き、簡単に解説します。

以下、Cambridge Dictionaryウェブサイトより原文抜粋

Formal and Informal Language
We use formal language in situations that are serious or that involve people we don’t know well. Informal language is more commonly used in situations that are more relaxed and involve people we know well.
Formal language is more common when we write; informal language is more common when we speak. However, there are times where writing can be very informal, for example, when writing postcards or letters to friends, emails or text messages. There are also examples where spoken English can be very formal, for example, in a speech or a lecture. Most uses of English are neutral; that is, they are neither formal nor informal.

Formalのキーワードは、Serious。つまり、真面目なトーンで、初対面の人に話すかのように、丁寧に書く必要があるときに使うスタイルのこと。主に文章を書く時に使われるイメージ。
Informalのキーワードは、Relaxed。友人や知人に話すように、自然体なスタイルということ。主に話すときに使われるイメージ。

FormalとInformalも状況によっては例外もあります。
例えば、講演や講義の時は、話しているけれどスタイルはFormalだったり、友人に向けた手紙は文章だけど、Informalだったり。

一番手っ取り早い見分け方は、だれに向けて書いているかで判断できます。

知らない人→Formal
知っている人→Informal

今後、文章を読み書きするときに意識してみると面白いと思いますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

① IELTSの「Academic」と「General Training」の違いはReadingとWriting。
② Readingでは1問1問が重いAcademicと問題数の多いGeneral Training。
③ WritingではFormal StyleのAcademicとInformalでもOKなGeneral Training。

結論から言うと!

内容の専門性に違いはあれど、どちらも難易度は一緒!!
個人のバックグラウンドやより親しみのある方を選択するのが吉かもしれません。

より手軽な方を選びたい、より簡単に高得点を出したいという邪念を捨て、私も真面目に勉強しようと思います(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また次回。

コバシでした。


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