【英検準1級勉強法】自由英作文が1冊でスラスラ書ける本

おすすめ書籍

大学受験的には「自由英作文」だけど、英検準1級的には「ライティング」のキホンのキがわかって、そこから先、揺らぐことのない英語力を手に入れるためのこの書籍、おススメです(*´-`)

著者について

渡辺淳志(わたなべ あつし)先生

河合塾英語科講師。国際基督教大学(ICU)教養学部理学科より理学研究科修了後、信託銀行勤務を経て、早稲田大学大学院、東京大学大学院修了。
修士(理学・国際関係学・経済学・教育学)。文系・理系の修士号を持ち、SAPIX小学部で国語、代々木ゼミナールで数学、早稲田大学高等学院で公民(政治経済・倫理・現代社会)を教えた経験を持つ異色の講師。
予備校では基礎レベルから最難関レベルまで対応。受験科目数が多い東大や国公立大医学部など最難関レベルを目指す受験生からの支持が厚い。
英語指導は、文字情報処理と音声情報処理の一元化、ならびに英語と日本語のスムーズな架橋を信条とし、英作文指導は現役高校生から浪人生まで幅広いレベルをカバーし、成果を上げている。(Amazonより一部引用)

▶︎英語だけではなく、国語・数学・公民など、幅広く学習指導をされ、信頼が厚い先生です。Twitter英語学習界隈では、なんと「えび天先生」と密かに呼ばれており、相当の実力者として、一目置かれている先生です。なぜ呼ばれてるかは、後ほど。

こんな人に

essay writingを得点源にしたい方

英検準1級・1級、合格するためには、英作文で得点を稼ぐのがよい!とTwitter英語学習界隈では話題になっていますが、コチラの真偽の程はさておき、英作文対策を十分にすることで、英語力は確実にアップするのではないかと実感しています。

英語でのessay writingには「型」があり、その「型」にはめて書くと良いのはご存知の通り。

しかし、英検準1級・1級ともなると、上位語を使って小難しく書かなければならないと思っている人はいませんか?

英検過去問の模範解答をチェックすると・・・

「え?こんなの書けるわけない。こんなレベルのを書かなきゃならないんだったら、絶対受からない・・・😮‍💨」と感じている人も多いと思う。(まさに中の人もそうだったし)

そんな必要もない!と読んだら元気になるのがコチラの書籍。

『見た目も発想もシンプルに』書く方法が満載です。

星★5つ

英検1次英作文対策必読書

大事です。

一般の日本人英語学習者がやってしまうこと・・・それは

「論理の飛躍」(論理のあな)です。

一番恐ろしいのは 英語をスラスラ書けても、
この「論理の飛躍」をしていることに気がつかないこと(怖)

気がつかなければ、直しようがありません。

それに気づくようにしてくれるのが本書。「死刑存続論」を例に、わかりやすく解説がなされています。

各種コーチングのレッスンがいろいろありますが、質問に対し「論理の飛躍」がないかどうか、受講生とやりとりしながら丁寧に、というのが一番大事じゃないかな。
「エビ天🦐戦法」で書く

「エビ天先生」と英語学習界隈で呼ばれ、崇められている渡辺先生、「最終奥義」とも書かれています。

そんな奥義をたったの1320円で買っていいのか?(すごいからいいんです笑)

細切れの英語フレーズや簡単な英文を最初に作り、それを組み合わせることで、長い英文を書いていく方法のことであ〜る!

最終奥義「エビ天戦法」
エビ天戦法その1
フレーズを英語にする

▶︎伝えたい内容が浮かんだら、「英語フレーズ」を作り始めるということ。最低でも簡単なフレーズを作る力がないとこれは難しいかもしれない。その場合は、まずは、高校受験用の参考書・問題集で勉強する方がいいかも。基礎がない状態で、先に進むのはキケン。いずれどこかで基礎をやり直ししなくてはいけないフェーズが来ます・・・(反省してます・・・(*´-`))
エビ天戦法その2
文の骨格(S+V)を決める

▶︎第2文型(SVC)、第3文型(SVO)の多用に注意ってこと。

というか、言い換えると、第4文型、第5文型を使うようにするっていうことは、使う動詞が決まってくるということなんで、やっぱりこれも基本的な英語力がないと厳しいことは確かだね。

これを乗り越えるには、やはり辞書ですよ辞書。

エビ天先生も辞書の活用を勧めて下さっています。(主に英英辞典)

★ただし、英英辞典も要注意。

基本的に英英辞典は「単語発音」「単語定義(コアミーニング)」を調べるときに使うことが多いのです。

英検準1級チャレンジャーは、まずは動詞の用法など、説明を日本語で理解できる「英和辞典」が良いでしょう。

ジーニアス第6版ももちろん良いですが、コチラも良いですよ。(中の人両方つかってます

確固たる英語力への基礎を築く書籍

言い換え力→英語力アップ

『v(動詞)の選び方で勝負が決まる』を読んでほしい!

動詞を選ぶときに、なるべく1音節のシンプルな動詞を選ぶようにするといいと思います。

言い換えのコツ 4
例
obtain→get
maintain→keep(本誌より一部引用)

右側の基本単語を使えば、確かにスペリングが簡単だからミスも減るね。

注意1
▶︎左側の単語も使えるようになる必要はある。というのは、同じessay内でgetやkeepばかり重ねて(繰り返して)使うのは、好ましくないから。例えば、conclusionで、パラフレーズするとき、同じ単語を使わないようがいいからね。

注意2
▶︎1音節のシンプルな動詞というのが大事。これは中の人の想像だけど、「2次試験」を想定し、発話力を向上させるための大事な伏線じゃないかな・・・

英語の「音節」って、文全体のリズムをとる上で非常に大事な役割を果たしていて、発話するときに、意識しなくてはならない「音の単位」なんですよ。

英検2次は、その音の単位を土台に、簡単な語彙を使って、シンプルに自分の意見を発話する力が求められてる。だから、1音節の動詞を使って練習するのは十分に意義があると思っています。
日本語⇄英語の正しい行き来へ

今回ご紹介したコチラの書籍、英作文の正しい書き方を指南するだけではなく、実は英語学習の本質的なことを伝えてくださっているのです。

私の授業では「音声情報と文字情報処理の一元化」という観点から、読解指導をしています。

おわりに
英語学習は4技能で分かれているように感じられるのですが、実は違います。すべて繋がっており、英作文学習はその一つですよね。

特に、英作文学習は、発信(スピーキング)の基礎体力をつけることにつながっています。

大切なのは、学習の際には、「音声」を軽視してはならない、ということ。

エビ天先生が「まず1音節の動詞を使って」と書いているのにも、つながっています。

英語は「音声化して初めて相手に伝わる」これが英語を使うときの本質です。

ですから、英語で作文をしたら、文字ベースでのチェックはもちろんですが、必ず音声化して、不自然なところがないか、チェックすることも大事です。(できればネイティブチェックがいいですね。)
また、英作文の指導をしている際、こんな質問がよく聞かれます。

「body(つまり主張とサポートのセット)は必ず2つ(準1級)、3つ(1級)でなければ減点ですか?」

この質問に対する回答も明確です・・・

回答は・・・本書でお読みくださいね(*´-`)

まとめ


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