【英検®︎1級・準1級】ライティング学習アドバイス

英語学習アドバイス

「英語で書く」とは?たくさん書いてきた中の人しょーこが、試験対策だけではない、英作文の本質?を解説します!

しょーこ
しょーこ

英検®︎のライティングの形式が変更となり、essay writing ・ summaryの2つが課されました。「合格するには、それぞれに対策方法がある!」と説明している超有名英語上級者やYouTuberもいますね・・・本当にそうでしょうか?

結論

問題の形式が異なっていても、(essay/summary) 英語を書くことに対する考え方・しなければいけない学習は同じである。

しょーこ
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「英語のライティングが不得意だから、ライティングだけを対策しよう。」というというのは一見良さそうに見えて、実は遠回りなことも多いです。

英検®︎1級にチャレンジしていた頃、同様な考えを持ってライティング練習をしていました。ライティング対策の参考書・英検対策本などを読んでは、その手法で書いていたのです。かなり自己流でしたね。もちろんそんな方法であってもある程度までは上達します。

しかしながら、たくさん書いても書いても感じる「違和感」・・・それは「真に英検®︎1級合格に相当する英作文が書けていない、合格だけを狙ったような、何か取り繕った英作文ではないか?」という感覚です。

「合格」できれば良い?のではないでしょうか?試験ですからね。合格できるかどうかがすべてではないですか?(それも真ですね・・・)

しょーこ
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英語での作文は、型にはめて書くことができれば、ある程度点数が取れます。「取り繕ったような英語」から脱却して、「自分の意見が正しく伝わる英語が書ける」ことこそが英検®︎1級合格につながるのでは?と気づき始めたのです。

英語の総合力を上げることの大切さ

しょーこ
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英作文はある程度書けるようになり、合格基準を越えるようになったものの、他セクションの点数に変化がなく、困り果てました。

その後、最終的には合格できましたが、合格後にチャレンジを振り返ってみると、いろいろな気づきがありました。

それは・・・英語の総合力が無さすぎた、ということです。
合格するのにこれだけ苦労したということは、「英語力がない」ということに収斂するのです。この現実を受け止めることが大事です。

では、どうすればよかったのか?

英作文力を向上させるには ①英文法を復習する

しょーこ
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英語学習に「英作文」というセクションがある!だから書かなきゃ!とお考えになる前に、英文法の復習をお勧めします。どのような方法でも良いのですが、自分は英検対策本ではなく「大学受験用参考書」で学習しました。(合格後ですが・・・)

英検1級で扱われている英語の場合、大学レベル的には「難関大学(旧帝大・早慶)レベル」程度?とも言われています。ですから、大学受験用英文法参考書は、英検1級対策にもなるのではないかと思ったわけです。

「知識の抜け・漏れを徹底的に潰す」とうたうこちらの書籍、おすすめです。英文解釈の参考書・問題集ではありますが、正しい英語を書くためには、英文法の基礎をまず再確認し、抜け・漏れを潰し、基礎を固めることが大事です!

辞書はいかがですか?英作文をするときによく使っていたこちらをおすすめします。

しょーこ
しょーこ

なぜCollins COBUILD Advanced Learner’s Dictionaryだったのでしょう?

それは愛用していた電子辞書(セイコーインスツル英語モデル10000)に入っており、使ってみたら、汎用性のある例文が多く、英作文で使いやすかったからなのです!
電子辞書は内容が更新されないため、例文が現代社会に合ったものにならなくなり、先日手放しました。辞書はできるかぎり新しいものが良いと思います。(辞書は例文が命!だと思っています。)

Just a moment...
しょーこ
しょーこ

電子辞書を手放した今、オンライン辞書を利用しています。オンライン辞書の弊害などは感じていません。残念ながら、というか反省しなくてはいけないのですが、まだまだ使いこなしているとは言えません。

ただし、複数のオンライン辞書を使って、読み比べることで、英語力がついてきたような気がします。(気がします・・・というのは、確たる根拠がないからですね・・・)

英作文力を向上させるには ②英文を正確に読めるようにする

しょーこ
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「英語力はまず読む力」・・・とよく言われていますが、こちらは真だと思います。読む力を鍛えることによって、英文の構造を知り、それを英作文に正しく使うことができるのです。

もちろん、summary問題に取り組む際、課題英文を文法構造から正しく内容を掴む必要がありますので、「読む力」の底上げは必須と言えるでしょう。

こちらの書籍は全段でご紹介した「基礎からの英文解釈クラシック」の続編で、(実は「基礎からの・・・」の方が後続ですが・・・)いわゆる「英文解釈」のための学参なのですが、文法力をつけるには良い選択と言えます。もちろん自分は2冊とも実践済みです。
やり終えるまでに時間はかかりますよ!でも英作文に限らず、英語力を上げる効果は本当に期待できます。

英作文力を向上させるには ③英作文の基礎を固める

しょーこ
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こちらも英検®︎1級合格後に読んだ書籍ですが、素晴らしい学参です。英作文の学習を本格的に始める前に読んでおくべき書籍だった!と今でも悔やまれます。

自分が伝えたいことを英語で書くとはどういうことなのか、を知っておくと、ご自分が書く英作文に違いが出てきますよ。

英作文力を向上させるには ④英借文する

しょーこ
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英作文は「マネ」から!これでいいんです。ソースの確かな書籍の英語をマネして、まずは書いてみる、これが大事です。マネしていくうちに、力がついてきて、自ら正しい英語を書くことができるようになってくるのです。

自分が英借文した書籍はこちら。第2版とはいえ、2018年出版ですから、もうすでに6年も経過しています。各コンテンツに登場する数字も古いですし、CDでの音源提供ですから、今となってはもう使いやすいとは言えないでしょう。

しかしながら、こちらに掲載されている文は本当に秀逸です。自分は英検®︎1級の英作文の練習時に大いに活用させてもらいました。

英作文力を向上させるには ⑤詰まった時、文法書で確認する

しょーこ
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こちらも合格後に購入(Kindle版)し、活用しています。他の文法書とは異なり、「補足」「参考」「研究」といった、文法を正確に理解するための追加情報が豊富で、非常に勉強になります。(いや、楽しいといっても良いか??)

文法書の活用例

しょーこ
しょーこ

こちらは、受講生の方からご質問のあった、「分詞構文」について調べたものです。自分なりの説明を加え、よりわかりやすくご回答させていただきました。

このように、学習中に疑問が出てきたときに、自分で調べることができると、どんどん学習が進みますね。

〇〇さまのお見立ての通り、文の後半にあります分詞句の意味上の主語は、Expressing 〜democracyまでで良いと思います。もちろん日本語訳がプライマリーではありませんが、訳してみますと「・・・・。(省略)」となると思います。

分詞構文は本来「節」で書いているものを「句」の形にすることで、より短く簡潔に表現できる特徴がありますね。書き言葉でよく用いられるようですので、英検のライティングessay/summaryの両方で大いに活用することができます。

今回ご質問いただきました文は、分類上は「付帯状況を表す分詞構文」です。文法書等では一応分類はされていますが、この構文は、分詞句とそれ以外の部分との関係が実はあいまいなもののようです。こちらにつきましては、添付いたしました資料「分詞構文全般についての注意」英文法詳解 新装復刻版 分詞構文03)をお読みください。分詞構文を含む文(長文問題にも出てきますよね)を読む時にも非常に参考になります。

この度はご質問、誠にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

自分で書くことができるようになってきたら、どんどん添削に出しましょ!↓

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まとめ

問題の形式が異なっていても(essay/summary) 英語を書くことに対する考え方・しなければいけない学習は同じである。

「取り繕ったような英語」から脱却して、「自分の意見が正しく伝わる英語が書ける」ようになるためには、「英文法を復習」「英文を正確に読める」「英借文」など、英語学習の基本を固めることが、結局は合格への近道となる。

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