【英検®️1級】受講生様から②

おすすめ勉強法

英語学習に関するご質問にお答えする企画です。今後英検を受検される方の参考になれば嬉しく思います。

Bさま

•英検HPの1級過去問の解答例を見ると、要約は1段落で書かれているようですが、解説動画の要約は3段落構成となっているようです。1段落で書いたほうがよいでしょうか?

•Contentについて、「このキーワードが入っていれば加点」などの採点基準はありますか?それとも、不要な部分(具体例など)を書いて減点されるといった採点基準でしょうか?

•Structureについて、解答例では、各文を繋ぐために接続副詞(However, consequentlyなど)はあまり使われていないようですが、無理して使わなくてもよいですか?

•Structureについて、分詞構文が多く使われていますが、加点となり得ますか?(Grammarでの加点でしょうか?)

•Vocabulary, Grammarについて、加点を狙うよりも減点されないように(ミスのないように)気をつけたほうが無難でしょうか?

実際の英検の採点基準は不明な点もあるかもしれませんが、今回の課題の採点基準についてわかる範囲で教えていただければ幸いです。
VE事務局
VE事務局

要約問題に関するご質問、誠にありがとうございます。さて、早速ですが、ご質問にご回答させていただきます。

①ご指摘の通り、英検協会の解答例では1段落構成となっておりますね。やはりこちらを踏襲して、1段落構成で書く方が無難だと思います。動画では、説明の関係上、段落を分けたほうが視覚的に理解が容易になるだろうと思い、段落で分けておりました。動画ではそのような記述・解説をしておらず、大変申し訳なく思います。

②キーワードについて加点がある、という情報は今のところありません。また、具体例を書いたので減点、ということもないと思いますが、実際、具体例を書いていると、制限字数を大幅に超えてしまうだろうと推察いたします。

③接続副詞については、適切に使う、という曖昧なご回答になってしまうかもしれません。使わなければ減点、という情報も入ってきておりません。また、The consequences include…. など、前述したことを受けて、名詞の形で「その結果・・・」という意味で文を始めることもできますね。

④分詞構文は、文法書などでは、そのつなぎが接続詞を用いたものとは異なり、非常に曖昧なもの、と捉えられているようで、その文脈から、時、原因・理由、付帯状況、条件、譲歩の分類があるのだろうと思います。(こちらも文法書によって様々な考え方があるようです。)
その中でも、英作文や要約において便利なのが付帯状況で、「〜しながら」「そして〜」(「そして」の方は結果、という用法で解説している文法書もあります)だろうと思います。
この分詞構文を用いることにより、接続詞と主語を省略でき、文字数を減らすことができるため、特に要約では活用している人も多いと思われます。加点されるかどうかは分かりませんが、文字数を減らし、簡潔に表現できるため、この分詞構文を積極的に用いるのも一つの手段だと思います。

⑤文法やスペリングのミスはできるだけ少なくしたほうが良いと思われます。難しい単語を使ってスペリングミスのリスクを負うよりも、比較的平易な語で確実に正しく書く方が安心ですね。

英検協会から、採点基準が公開されていないため、事務局としましても非常に心苦しく思っております。こちらのご説明が少しでも何かお役に立てましたなら幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

参考資料

VE事務局
VE事務局

英文法の理解は、英作文力にも直結する!と信じて、大学入試用の問題集に取り組むのも良いと思います。自分は本当にたくさんの問題集に取り組んできましたが、中でもこちら、「英文解釈クラシック」はNo1と言えるでしょう。(久保田智大先生執筆)

まだ1周しかやっていないのですが、たくさん付箋をつけてあるので、自分にとって大事なところはもうチェック済み。いつでも2周目に取り組むことができます!(今年中にやりたい・・・)

英文の構造を正しく理解すると、正しい「英文の姿」が見えてきて、英作文でおかしな英文を書いてしまっても「ん??」とその違和感に気づくようになります。

ここまできたら、英作文を書くことが負担ではなくなってきますよ。ぜひ試してみてください。


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