英語習得への道[無料アドバイス] 知っている→使えるへ(訓練その1)(到達度:英検準1級、学習時間:500時間)

TOEIC 600点を取ると、次に目指すべきは少々拙くとも話せるようになる事ではないでしょうか?

実は、TOEIC委員会のProficiency ScaleにはTOEIC 470~730(Rank C)にこうあります。

日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。
通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。
複雑な場面における的確な対応や意思疎通となると巧拙の差がみられる。
基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている

ここで赤字にした部分に注目して下さい。
TOEIC 600点の方は本当に自信をもって私はこれができる!と言えますか?
典型的なTOEIC学習方法で600点を取った日本人の8割以上ができないのではないでしょうか?みなさんはどうですか?

なぜあのテストで上記の事ができると言い切れるのか不思議ではありますが、その点はここでは置いておきましょう。
上記評価を私は大きく2点において不適切だと感じており、疑問がわきます。
・”応答にも支障はない” ⇒ 日常会話程度なら即、応答できますか?
・ "基本的な文法・構文は身についており" ⇒ 知っているではなく、即、応答する(いわゆる瞬間英作文)ための文法・語彙を身につけているか?

逆にこれは正しい評価と感じる点は上記の下線部分です。ここからTOEIC 600点をお持ちの方に関して、以下2点が言えると思います
・通常会話であれば要点を理解できる(リスニング、リーディングの力はある)
・知識として会話に必要な基本的な文法・構文があり、それに必要な語彙もある

要するに、TOEIC 600点の知識をベースに正しいアウトプット学習方法をすれば、英語で会話を成立させる事が十分に可能だという事です。

ここで押さえていただきたい大事なポイントは、以下の2点

(1) TOEIC 600点の知識とは、とりあえずなんとか話すために必要な知識が十分あるとTOEIC委員会は言っている

(2) TOEIC 980点でアメリカ大学院を卒業し、外資系企業で英語でプレゼンしていた私も知識としてはTOEIC 600点の知識をベースに正しいアウトプットの学習をすれば、なんとか仕事でこまらない英会話力がつくと考えている

このレベルで、残念ながら間違えた学習の方向に進まれる方がいます。

「あぁ、TOEIC 600点とっても話せないのは語彙力不足だからだ」と感じる人です。
こういう人はどれだけがんばってTOEIC900点とってもほとんどはなせるようになりません。
(なぜなら会話の練習をしていないから。ゴルフでアイアンのふり方を座学で学び、次にドライバーのふり方を座学でならっても実際にグラブを振る練習なしでできるようにはなりません)

話せるようになるために大事なのは、基礎語彙と構文(パターン)を駆使しアウトプットする力をつける必要があります。それに加えて即応する瞬発力が必要です。

話せないのは語彙力のせいだと思いTOEICの得点アップに走るのは危険です。
TOEICはあくまでもリーディング、リスニングの試験。どれだけ勉強しても点数を取るだけで話せるようになるわけではありません。

このセクションはTOEIC 730点取るためにも書いておりますが、点数を目的にするのではなく、実用的な英語力があり、その上でその実用的な英語力にふさわしいテストの点数をもっているというのが理想だと思います。

そこで、このレベルの目標を”何とか英語を話せる事”に焦点を合わせると、肝は
「知っている」「使える」に変換する事です。

どれだけの語彙と構文を「知っている」から「使える」に変換する必要があるのでしょうか?
その答えは1500~2000語です。

これだけの語彙をしっかり「実用的に使える」と日常会話や意思疎通の最小限をこなす事が可能になります。英語だけでなんとかやりとりができるレベルになれるという事です。
構文(パターン)に関してはまずは、市販書籍の瞬間英作文に出てくる中学卒業レベルを完璧にすることが大事です。

「使える」の定義は、反射的(0.5秒以内)にその構文や単語が口から出てくる状態です。
ネイティブは1分間に150~200語のスピードで話します。これは1秒当たり、2.5~3.3語程度のスピードです。3秒(10語程度の長さ)の沈黙が続くとネイティブは不自然に感じるという研究があります。ちなみに10語というのは映画等に出てくる多くの表現での1文の長さになります。

2000語程度でよいと申し上げる根拠を2点ほど紹介しておきます
Longman 英英辞典は5万語を2000語で定義
VOA Special Englishは基本的に1500語で記事の98%以上をカバー

これがどういう事かというと
要するに2000語で50,000語を定義できるとは、2000語あれば長ったらしい説明になるかもしれないが自分の意思は十分表現でき伝える事が可能だという事です。VOA Special Englishもかなり幅広い範囲の文章を平易な表現で書いています。書けるのであれば後は瞬発力さえあれば話せます。

但し、
※VOAの記事レベルで話せるためにはVOAの基礎語に加え少なくとも自分の専門分野で必要な語彙は別途押さえておく必要あり)
※2000語レベルでは、どうしても長ったらしい説明の文章になってしまいネイティブに負担をかける場合ももちろんあります。理想は「使える」語彙を基本の4000語+自分が仕事で必要な専門用語(たとえば金融の仕事ならそれに関する1000語)は知っているのがとりあえず仕事で話せる英語の目標となります。

このレベルで目指すゴール

・英検準1級、TOEIC730点の習得

・VOA Special Englishが一回読めば理解でき、その表現を使いこなせる

・基礎語彙1500が「使える」レベルにあり最低限の会話が可能

このレベルの学習の要点

冒頭でとにかく話せるようになる事に焦点を当てた書き方をしました。
しかし、ここで今一度英語力を上げるとはどういう事か一緒に考えてみました。


英語力はまず、インプットとアウトプットという2つのスキルに分ける事ができます。このインプットとアウトプットを第1軸にします。これに対し”文字”で処理するか””で処理するかを第2軸にとるといわゆる英語の基礎スキルであるReading, Listening, Writing, Speakingの4つに分けられます。(図1)

ここで図1を眺めながら考えてほしいのですが、今までの英語総学習時間を振り分けるとどのセグメントをどういった割合で学習してこられましたか?

私の印象では、少なくとも10年ほど前までの典型的な日本の学習では、そして今でも
(a) Reading : 80%
(b) Listening: 10%
(c) Writing : 5%
(d) Speaking: 5%
くらいの印象でした。

高校で英語の偏差値がそこそこあってTOEICで点数が出ない人は、
(a)はあるが(b)が著しく足りない。
もしくは、(a)でも読解はできてもTOEICに求められるリーディングスピード(実用的な速度での英語理解力)に達していないためだと考えられます。

TOEIC 600は(a)と(b)においてスキルがある、つまりインプット力としてはある程度仕事を英語でこなし、日常会話ができる素地があるという事です。
なお、TOEIC 900点を目指す勉強はさらに時間を(a) & (b)に投入するという学習の方向です。

話せるようになりたいなら、すべきことは効率よく(c)と(d)のアウトプットスキルを修得する事です。ポイントは、「使える」英語力の2大要素である、”瞬間英作文”と”発音”を体得するまでとにかく練習する事です。この点に関しては詳細を後述します。

仕事でなんとか使える英語を最短で身につけたい場合、
まずTOEIC 600点程度の基礎力をつけ、その上で英会話の練習を積みます。
1500~2000語の語彙力を「知っている」だけではなく「使えるようになる事が大事です。

「使える」というのは、ある単語や構文が瞬間的に口から出てくるレベルになっている事を意味します。1500~2000語の語彙力を「使える」を、ゴルフに例えると、7番アイアン(とにかくこれさえあればなんとかこれ一本でコースを回れるというクラブ)はばっちり打てるというのに似ています。

そのためにはまずはドライバーもと欲を出さずに、とにかく7番アイアンで反復練習するのが一番です。これが1500~2000語の語彙力を「知っている」だけではなく運用できるようになるという事です。そのためには、練習(ゴルフでいうところの打ちっぱなし)と実戦(コースを回る)が大事になります。

具体的な練習としては、例えば、
市販書籍の瞬間英作文を購入しひたすら練習する
ウェブページにアクセスすれば無料でビデオを使った発話の練習が可能なEnglish Centralでとにかく英語を口に出す練習をする
英会話に積極的に挑戦し、講師からしっかりフィードバックをもらうようにする
練習(修得系の学習):実践(慣れ系の学習)=2:1が良いバランスと思います。30分の実践(授業)なら1時間は練習しましょう。

前述しましたが、学習する上で意識する事は大きく2つです。発音を綺麗にする事、瞬間的に口をついて出てくる英語表現を増やす事です。

発音に関しては、苦手な音はなんですか?と質問された時に
L&Rの差だとか、どれが苦手か分からないと答えられる方は発音のトレーニングが必要だと思います。

日本人が実はできないのは例えばSの発音です。
例えばシティー:Cityとshittyの”シー”の発音自身をもって使い分けられますか?
これ間違えて発音したら意味が全く違うのでかなり痛いミスです。
こういった音に自信が無い場合は、発音をしっかり学習しておく事をお勧めします。
発音がしっかりできるとTOEIC上級を目指したリスニング力の向上等にも役に立ちます。

次に瞬間的に口をついて出てくる英語表現を増やす事に関しては、
Good Morning! = おはよう!というのはだれもが瞬間的に英作文できます

これをGood Morning =良い朝ですね… =そうだイディオムだったよな、”おはよう”だとはしないですよね。

でも、
「大した議題もないのにまた会議かよ。」だとどうでしょうか?

"What are we having a meeting for? There aren't any major agenda items. "
"We're having another meeting even though there aren't any big agenda items?"
“Why meeting again ? For what ? It’s nothing but boring for all of us.”
等が候補になります。

ここでポイントはそんな難しい単語は一切つかっていません。
でもこれを瞬間的に英語にできましたか?

できなかった方は、なぜできなかったのでしょうか?

それは瞬間的に英文を作るパターンの数と反射的に言葉が出てくる数が十分ではないからです。

これができるようになるためにはパターンを増やしていく事が大事です。
そして”使える”語彙数を増やし最低限必要となる語彙をマスターします。

パターンや語彙の参考になるのは例えばVOA Special Englishです
ネイティブが認める使用頻度が高く、クォリティの高い英語表現(VOAに出てくる表現)が非ネイティブにはベストな教材になるのです!!

修得すると慣れるのバランスの良い学習を心がける事が真に使える英語力の近道です

まとめますと、
・極論するとTOEIC 470~(Rank C)の知識で会話は何とかなる
・但し、アウトプットの学習の訓練が必須(使えるレベルの語彙力、構文力の修得)
・修得すると慣れるの学習方法をバランスよく使い分ける

お勧め学習教材・ウェブページ

このレベルも良い教材がたくさんあります。
本屋さんに行き、TOEIC730点程度を対象とした書籍の並ぶコーナーでテキストで御自身に合うものを選んでみて下さい。

どんどん英語に触れる事も必要です。
例えば、超字幕等のDVDをとにかくたくさん見て、気に入った表現を口に出してみてどんどん「使える」表現としてストックしていくのが良いと思います。学習量が大事になってきますので楽しめる教材を選びましょう

以下に私のお勧めを御参考までに載せておきます。

TOEIC 730点、英検準1級の試験突破を目指したインプット学習のためには

(修得系)
(1) 基礎力をしっかりさせるためにはAll In Oneを3回繰り返して学習して下さい
(2) 語彙力アップ(試験対策のため)はDUO 3.0も3回繰り返して学習して下さい
(3) 英文読解の透視図のような上級の高校参考書で読解力をアップして下さい
※All In One、DUO3.0、英文読解の透視図は市販の書籍です。ページ下部に紹介リンクを掲載してあります

(慣れ系)
(3) 超字幕・SSS多読等の教材で楽しく勉強でき飽きないものを繰り返し学習して下さい
(4) VOA Special Englishを1日1つ記事を読み、音読して下さい

アウトプット力を鍛えるには
(修得系)
(4) 瞬間英作文に取り組む。瞬間で反応できる語彙、構文を増やします
(5) Lang-8を活用し英語で日記を書いてネイティブの友達を見つけてみましょう

(慣れ系)
(6) オンライン英会話等を活用しましょう(ぜひ、バリューイングリッシュでお願いします!)
(7) English Centralや英語耳等の教材を活用し毎日15分英語を口にする習慣をつけて下さい
(8) You Tubeでお気に入りの曲名+lyricsで検索し、100回を目標にマネして歌ってみましょう

手元に置いておかれる文法の参考書としてはAll in Oneをお勧めさせていただきます

以上ご紹介させていただいたもののうち、相性のよいものを十分に活用する事ができるならば英語力を格安または実質無料で向上させることも可能です

Input: Reading/Grammar/Listening (修得系)

All in One
DUO 3.0

Input: Reading/Grammar/Listening (高校参考書系)

SSS多読(学習方法)
超字幕シリーズ
VOA Special English

Output: Writing/Speaking Output: Writing/Speaking (修得系)

瞬間英作文
英語耳
Lang-8

Input: Reading/Grammar/Listening (慣れ系)

English Central
You Tube(好きな曲名+Lyricsで検索しマネて歌う)

Input: Reading/Grammar/Listening (試験対策-TOEIC・英検)

TOEIC トリプル模試
7日間完成 英検準1級予想問題ドリル


Input: Reading/Grammar/Listening バリューイングリッシュでのお勧め講座

VOA
発音講座
英検準1級対策講座

※その他このレベルであれば絶対この参考書がお勧め!等ございましたら御連絡下さい。私自身で拝見させて頂いた上弊校の考え方に合う教材であればお勧めとして追加させていただきます。お問い合わせまたはツイッターで@valueenglishにツイートをいただければと思います。

4) 知っている→使えるへ(訓練その2)(到達度:英検1級、学習時間:500時間)へ進む
2) 基礎力完成(到達度:英検2級、学習時間:1000時間)へ戻る

目次
英語取得への道 トップページ
1) 使える英語力修得のために必要な投資はいくら?(時間・お金)
2) 基礎力完成(到達度:英検2級、学習時間:1000時間)
3) 知っている→使えるへ(訓練その1)(到達度:英検準1級、学習時間:500時間)
4) 知っている→使えるへ(訓練その2)(到達度:英検1級、学習時間:500時間)
5) 実践の中で高めていく(到達度:仕事で困らない英語力、学習時間:500時間)
6) おまけ:私たちバリューイングリッシュについて


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