ミネルバ大学の卒業式に行ってきました

イベント

ミネルバ大学の卒業式に行ってきました。私自身は2021年5月卒業のM21という年次になるのですが、昨年はコロナの影響で卒業式が実施されず、大学院生はM22と呼ばれる今年の学部・大学院の卒業生と合同での卒業式となりました。授業は全てオンラインなので、この時はじめてオンラインでいつも顔を合わせていたクラスメイトとも会いました。

場所は、サンフランシスコにあるThe Hiberniaと呼ばれるイベントスペースで昔は銀行だったようです。
舞踏会の会場のような雰囲気もある場所でした。

卒業式の式次第はとても凝っていて、キレイなキラキラの封書に色々と入っていて結婚式場においてあるような感じのものでした。3時から始まって7時まで軽食もありながら4時間くらいのイベントでした。ミネルバ大学の創学者であるベンネルソンのスピーチなどもありました。

ベンのスピーチで印象に残っているのは、スピーチの中で、いくつかミネルバの学生(MINERVAN)たちに共通のことがあるが、その中でも印象的なのが、誰も言われたとおりにやってくれないことだと言っていました。こういう”ルール”になっているからそのとおりにやってくれというと、頼んでもいないのにもっとこうしたほうが良いんじゃないのか?と提案があったり、それってなぜやらないといけないの?こうすれば簡略化できるんじゃないの?目的は??という感じで、正直めんどくさい奴らだ…と。

これは思わず笑ってしまう部分があり、正直私自身もそうなのでなるほど確かにそうかもなぁ〜とクラスメイトたちのことも思い出しました。

卒業証書の授与は、めんどくさかったのか、コロナ対策か、建物の地下室に全員分が挿してあって、自分のを探してね!というスタイルでした。5分ほど探した上げてく見つからないので、これって去年郵送してもらってるとここにはないの?と聞くと、それはないね!と言われて一体、私はここで何をさがしていたんだ…とおもいましたが、まぁ卒業生気分を味わえたので良かったです。

卒業式に合わせて5日ほどサンフランシスコに滞在しました。サンフランシスコは3回目くらいなのですが、今回は物価の高さに驚きました。これは、やっぱり「高い」と聞いても正直あんまりリアリティをもって実感することが難しく、やっぱり実際に言ってみて体験してみないと分からないなぁというのが気づきでも有りました。子どもたちにもやっぱり言って聞かせるのとと実際に体験してもらうのでは全然違うんだろうと改めて気づく良い機会でした。

例えば、日本のマクドナルドのクリスピーチキンみたいなハンバーガーとKOMBUCHA(コンブチャ)というジンジャーエールみたいな缶ジュースで$18.31です。1ドル135円なら2,470円ですよ!?信じられなくないですか??

Uberを結構使って移動したのですが、Uberのドライバーにどれくらい稼げるの?と聞くと普通に1日3万円くらいは稼げるかなって言ってました。Uberの前はレストランでバイトしてたけど、最低時給20$だからね誰でもそれくらいもらえるよといってました。これ1ドル135円あら2700円。サンフランシスコで思ったのは、ちょっとしたランチ1食分と最低時給って近いのかなって思いました。日本でも時給900円、ランチ1000円以下って感じじゃないですか?

ちなみに、食のレベルはどんどん上がっていて、日本のラーメンも普通においしい、日本と変わらないラーメンの味でしたが、日本で普通に商売シていけるレベルの美味しさという感じで、すごい!!という感じではなくてもラーメンとビールで$27.22、3,674円でした…

ミネルバ大学の大学院に通ったのは、ミネルバ大学の大学院入試の問題はどんな問題がでるのか?何がミネルバ大学は新しいのか?(彼らが定義する21世紀の教育とはなにか?)というのを実体験を通じて学び取り研究することでした。
分かったことを自分の子供の教育や、バリューイングリッシュ、マジックキーキッズアカデミーのカリキュラムづくりに活かすためです。
1つ言えることは、ミネルバ大学やこれから出てくるであろう新しい形の高等教育を受けるためのチケット、つまり入試に受かるかどうかは、必要なことだけに集中し、「効率よく」解法を覚え、ミスなく解くという日本のお受験で求められるスキル、そして20世紀の特に日本企業で求められるようなスキルは全く求められていないということです。

それよりも、みんながおんなじ問題に向かって正答率が1%より他の子より高いか?ではなくて、野遊びの中での気づく力、レゴブロックでクリエイティブに遊ぶ力そういう力が効いてくるのだと思いました。そういう意味で、今回もオンラインで学びながら、実際に尾鷲集まって野遊びしてみるというイベントを実験的に企画いたしました。

ミネルバ大学で学んだことのエッセンスは、しっかりバリューイングリッシュ、マジックキーキッズアカデミーのカリキュラムにも織り込んでいきたいと考えています。バリューイングリッシュ、マジックキーキッズアカデミーからもミネルバ大学の合格者を排出したいなと思っていますので、ぜひ受講生の皆さんと一緒に良い学校を創っていけたらと考えています。引き続きよろしくお願いいたします。


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