
英検2級のレベルってどれくらいなんでしょうか?英検2級の難易度や試験の内容や対策の方法などを詳しく教えてください。

英検2級は「高校卒業程度」の英語力と言われています。本格的に英語をコミュニケーションのツールとして使いこなせる最低限のレベルとなっています。大人になってこれから英語を勉強し直すぞ、と考えている人にとってもオススメできるのがこの英検2級です。
英検2級のレベルとなぜ高校レベルの英語力の1つの重要な基準であるかは、以下の順番で説明していきます。
1.語彙数と筆記試験
2.リスニング試験と音読
3.面接試験攻略のポイント
4.試験時間と内容
5.スコアと合否
6.日程と詳細
7.まとめ
1.語彙数と筆記試験
英検2級で扱う語彙数については、ネット上で様々な意見が見受けられます。
日本英語検定協会では公式に必要語彙数を発表していないのですが、2級のレベルは高校卒業程度となっています。
後援している文部科学省のサイトを確認してみると、2020年度から順次導入される新たな学習指導要領において、高校卒業時の英語取得語彙数は4,000~5,000程度となっています。
つまり文部科学省の後援を受ける英検の2級必要語彙数は、4,000~5,000と予想されます。
これは日常生活において支障がなく、またわからない語彙について英語で説明を受けて理解ができるレベルとなっています。
ここで筆記試験の内容を見ると、リーディング問題全38問中20問は短文空欄補充問題、残る18問も長文語句の空欄補充と、長文内容一致問題です。
またライティングにおいても80~100語の英作文を行う必要があります。
つまりリーディングとライティング試験において、語彙の習得は大きな攻略ポイントだといえます。
3級の語彙数3,600から1,400語の増加なので、毎日15個の語彙を学習する場合約3ヶ月ほどで5,000語を習得することができます。
ライティングについて詳しくはこちらの記事もご覧ください。
バリューイングリッシュでは、英検2級ライティング対策コースを用意しています。
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2.リスニング試験と音読
リスニング試験は会話文を聞いて質問に答える15問と、短い文を聞いて質問に答える15問の計30問です。
ここで注意したいのが、問題文の放送は1問につき1回だけだということです。
問題文と質問を聞き、選択欄から回答を選ぶ流れで試験は進みます。
1度しか放送されないということはここで聞き逃してしまったり、回答に時間がかかりすぎるとそれ以降の問題にも影響が出てしまうということです。
そのためには何よりも日頃から、耳を英語に慣らしておく事が大切だと言えます。
英文の音読は英語に耳を鳴らすだけではなく、発音練習、そしてスピーキングの練習としてもとても効果があります。
英検公式サイトでは過去問題を音源とともに公開していますので、ダウンロードして実際の試験を体験することも可能です。
3.面接試験攻略のポイント
1次試験を無事通過したら次は2次試験の面接です。
特に英語でコミュニケーションをとる機会の少ない日本において、受験者が一番緊張する試験でもあります。
公式サイトで2次試験面接スピーキングの評価基準を確認すると、文法や発音、内容などに加えて、「積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」とあります。
1次試験を通過しているという事は、語彙や文法など知識については特に問題はないと思います。
つまり面接の攻略ポイントとしては知識の部分ではなく、いかに英語を自分のコミュニケーションツールとして認識し、積極的に使用できているかということになります。
緊張を解いて積極的な態度を示すためには、日頃から英語に慣れ親しみ、英語が日本語と同様にコミュニケーションのツールであるという感覚を持つことが大切です。
日頃から友人と英語で会話をする時間を作るなど他者と英語でコミュニケーションをとる事は、発音や会話のスムーズさ、何よりも英語でコミュニケーションを取ることへの「慣れ」へと繋がりとても効果的です。
また誰かと一緒に時間を取ることが難しい場合は過去問題や練習問題を音読練習することで、スムーズな発音や英語を話すことへの慣れを身につけることができます。
いずれの場合もポイントは、毎日少しでもいいから英語で話す時間を取ることです。
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4.試験時間と内容
2級の試験は
1次試験:筆記試験85分(リーディング、ライティング)、リスニング試験25分と
2次試験:面接7分で違う日程です。
筆記試験85分のリーディングとライティングの試験内容詳細と各問題数は以下の通りです。

5.スコアと合否
2級におけるバンドスコアの満点は各技能650点満点、合計2,600点満点です。
2級合格に必要なスコアは1,520 /1,950、2次試験は460/650点です。
英検2級はCEFRのB1,A2レベルに相当します。(合格点1,980以上)
6.日程と詳細
英検の開催は年3回、本会場と準会場で日程が異なります。
また英検をCBTで受験する場合、1次試験と2次試験の区別はなく全て1日で終了します。
詳しい日程や申し込み期限などは受験形式によって違いますので、都度公式サイトで確認することをお勧めします。
公益財団法人 日本英語検定協会 試験日程
7.まとめ
英検2級からは、本格的に英語をコミュニケーションツールとして使いこなしているレベルになります。
留学の可能性が出てくる事からもわかるように、英語学習者として一つの大きな目標となるレベルです。
実際に海外で生活をしたり英語で大学の講義を受けるのに十分なレベルとされ、2級を取得した先に広がる可能性はとても大きいといえます。
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